先月行った時計の精度チェックで、最も日差が大きかったのはシードゥエラーでした。
(エポスやティソを含めると、もっと精度の悪い時計もあるのですけど、とりあえず見なかったことにして・・・。)
購入直後は、日差+1秒程度と精度は良かったのですけど、不注意で床に落としたことにより、精度が悪化したと思いますが、確証はありません。
それでも、日差+18秒程度なので、“ぎりぎり許容範囲かな?” という感じで使い続けていましたが、スピットファイア・マーク16の購入に伴い、シードゥエラーが常用時計の座から陥落したので、オーバーホールに出すことを決断しました。
ところが、購入した店が閉店したこともあり、どこに出すべきか考えていました。
この状況なら、ロレックスのサービスセンターに依頼するのが無難ですけど、今回は地元の時計店に持って行くことにしました。
地元といっても、実際に行くのは今回が初めてのことで、場所がわからず少し苦労しました。
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“すみません、時計のオーバーホールを考えているのですけど。”
“そうですが、見せてください。”
“はい、これですけど・・・。”
“ロレックスですね。それにしても、綺麗に使われていますね。”
“そんなことはないですよ。もう傷だらけです。”
“いやいや、この位なら、すぐに綺麗になりますよ。・・・さて、裏蓋を開けてみましょう。”
“最近の日差が20秒位です。実は以前、落としたことがあるので、その影響があるのかもしれません。”
“ロレックスは衝撃には強いはずですけどね。とにかく、機械を見てみましょう。”
“油が切れていますね。でも、良い機械ですよ。・・・ああ、ひげゼンマイが変形していますね。”
“ひげゼンマイですか?”
“はい、片方に偏っています。これを見てください。”
“なるほど、そうですね。やはり、衝撃の影響があったのですね。でも、それでよく日差20秒以内に収まっていましたね。”
“これは修理した方が良いですね。”
“そうですか。それなら、オーバーホールをお願いします。”
“ロレックスは、本当に素晴らしい機械を使っています。私もやりがいがありますよ。任せてください。”
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この時計士さんは、本当に良い人柄で、時計が好きなことが十分伝わってきました。
他にも、丁寧に時計について教えていだだきました。
閉店した店で購入した他の時計も、オーバーホールをお願いしようかと思います。
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