Overseas
今から、約1年前の会話です。
---------------------------------------------
“どうして、オーバーシーズを買ったのですか?”
“なぜ、そんなことを聞くの?”
“だって、違和感を感じるから。”
“他に違和感を感じる時計はある?”
“アエロナバル。”
“なるほど、鋭いね。”
---------------------------------------------
ポルトギーゼの購入により、当分の間は時計を買うことはないと思っていました。それほど、ポルトギーゼには強い思い入れがありました。特にオートマチックは、ほぼ完璧に理想通りの時計だったのです。
だから、ブレゲやバセロンのクラシック系ウォッチを見たときは衝撃的でした。“今、好きなのはポルトギーゼ。でも、時計としての素晴らしさを感じるのはブレゲやバセロン。” これを認めるしかなかったのです。
しかし、ブレゲはアエロナバル、バセロンはオーバーシーズを買いました。つまり、クラシック系を避け、スポーツ系を選びました。
“細かい部分が気になって、どうしてもクラシック系を買えなかった。” ということは、今までにも書いています。当時はまだ、ブレゲやバセロンのクラシック系を受け入れる余裕がなかったのでしょう。実は、ポルトギーゼを上回る時計を認めたくなかったのかもしれません。
“本当はクラシック系が欲しい。でも今は買えない。” アエロナバルとオーバーシーズは、間違いなく好きな時計です。しかし購入には、少しだけ妥協があったのも事実です。
そして、最近になって、その時の“忘れ物”を取り戻しました。本当に大好きな時計を買ったのです。
しかし、今日も、“好きなら好きって言えば良いじゃないですか! いつもそんなふうに自分に嘘をつくのだから!” と怒られていまいました。相変わらず厳しいなあ・・・。でも、ごめんね。
・・・さて、そろそろ本題に入ります。
これまでの話しで出てきたオーバーシーズは先代のモデルですか、これからは現行モデルのオーヴァーシーズについてです。
そもそも、オーバーシーズとオーヴァーシーズは、どう考えても、理想の時計ではありません。
カタログを見ても、とても格好良いとは思えません。はっきり言って、格好悪いと思います。でも、実物を見ると、何となく好きなのです。
セミフラット・スモールセコンドとオーヴァーシーズを比較した場合、“理想”に近いのは確実にセミフラット・スモールセコンドです。ところが、“欲しい”という気持ちなら、ほぼ互角になってしまうのです。
エクストラフラットは別格だけど、それ以外のクラシック系との比較であれば、オーヴァーシーズを選んでしまうこともありそうです。
そう考えれば、オーバーシーズを選んだことも、自然な流れだったのかもしれません。
でも、大本命から逃げた事実までは消せないですね。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント