再度M800
万年筆の書き味に、思わず感動してしまうことがあります。最近ならば、エキストラあるいはアウロラ85周年、少し前なら、伯爵スターリングシルバーなどです。でも、初めて書き味に感動した万年筆はM800だったのです。
ペリカンの万年筆はいつも持ち歩いています。携帯用としては主力中の主力です。しかし、それはM400の話です。M800に感動したのは過去のこと、その後はあまり使っていません。インクを抜いて休止状態の時期もありました。
M800が嫌いになって使わなくなったのではありません。最初の頃は146やオプティマよりも書きやすいと感じていました。ただ、146やオプティマの方が若干持ちやすかったことと、外見が(圧倒的に)好きだったので、M800を使う機会が激減していたのです。
万年筆は使い続けることによって次第に馴染んできます。いつの間にか、146やオプティマの方が書きやすいと感じるようになりました。さらにM800から離れました。
最近、自分でも何がきっかけだったか忘れましたが、再度M800を使うようになりました。正直言って、昔感じた感動はありません。普通の万年筆に思えます。不思議な安心感があります。しばらく使い込んでみます。
ところで、伯爵、エキストラ、85周年に共通することがあります。全て重たい万年筆です。それに対して、使用頻度の高い万年筆は、M400、144、オプティマなど、軽いものが主体です。
落ち着いて使うなら重たい万年筆、普段使いや携帯用なら軽い万年筆、当然といえば当然ですが、無意識にこんな使い方をしているようです。
感動出来てもあまり使わない、(良く言えば)とっておきの万年筆。感動は薄いが、気が付けば使っている万年筆。どちらが好きと言えるのでしょうか?
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