先日の記事で、“欲しい時計はあるけれど、今すぐ買いたい時計ではない。” ということを書きました。でも、本当は欲しい時計もあるのです。
しかし、あまりにも高価で、到底手の届く時計ではないので、最初から購入対象から外しています。頑張って買えるようなものではないのです。だから、ただの憧れの時計です。
具体的に言うと、今年のヴァシュロンの新作に強く心を打たれています。
今年はヴァシュロン・コンスタンタンの250周年です。何か特別な時計を発表してくるはずだと思っていたのですが、IWCなどの新作に気をとられていて、ヴァシュロンのことはあまり注目していませんでした。
結局、期待していたのに買いたい時計を出してこないIWCに失望し、デザインの迷走が激しくなったジャガールクルトに疑問を感じ、それ以上時計について調べることを止めていました。だから、ヴァシュロンの新作を詳しく知ったのは最近のことなのです。
ヴァシュロンのアニバーサリーモデルは、本当に凄いと思います。素晴らしい時計です。金額も恐ろしいほどです。
詳しいことはここでは書きませんが、金額は次の通りです。“トゥール・ド・リル”が、8本限定で約1億円。“サン・ジェルヴェ”が、55本限定で4410万円。“メティエダール”が、4本組12セットの限定で4本組3937万5000円。“ジュビレ1755”が、総数1755本限定で315万~525万円。
ジュビレ1755が安く感じます。無理したら買えそうな気がしてきます。もちろんそれは勘違いです。時計とは恐ろしいものです。
これらアニバーサリーモデルに共通することとして、どれもデザインが好きなのです。現実的にアニバーサリーモデルは買わない(買えない)と思いますが、通常モデルもこのデザインの流れで行ってもらえれば、非常にありがたいです。
買う買わないは別として、憧れの時計や目標とする時計が存在することは、とても嬉しいです。
ジュビレ1755が好きになった気持ちは、IWCのポルトギーゼ以来かもしれません。理屈ではありません。ただ好きなのです。
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