時計と文房具に関するブログと宣言しているのに、時計については、まだまともに書いていないので、とりあえず自分の時計を少しずつ紹介していきたい。紹介する順番は、基本的に、その日使用した時計ということにしたい。しかし、その順番では、数日続けて同じ時計になる可能性も高いし、いつまでも出てこない時計もあるかもしれない。それに、大量には時計を所有していないので、すぐに話が尽きてしまうかもしれない。でも、それはまたその時にでも考えよう。
ところで、時計に興味を持ち始めると、次第に中の機械に対して関心が高まる。それは良いことだと思うし、否定するつもりは全くない。しかし、ムーブメントのみを重視し、外見は全く異なっていても、ベースとなるムーブメントが同じなら、時計の価値も同じである、と言う考えには賛同できない。
確かに、ムーブメントは時計の中で極めて重要な要素である。それと同時に、1つの要素でしかない。ムーブメントを重要視するあまりに、時計の選択肢を自ら狭めてしまうのは、非常にもったいない。
ここまで書くと、自分の時計選びの基準を示さなければならないだろう。簡単に言えば、シンプルで時間が読み取り易い文字盤と針を持ち、信頼性の高いムーブメントを搭載した時計、である。もう1つ、最も重要な点として、時計のデザインが自分の好みであることだ。
そろそろ本題に入りたいと思う。時計に対する思いを述べた後に、これを持ってくるのはあまり気が進まないのだが、最初に今日使った時計を紹介する、と宣言してしまったし、そのために写真を準備しているので、予定通りROLEXのAir-Kingについて書いてみる。
例えば、友人から時計購入の相談を受けた場合、必ず候補の中の1つとなるのがAir-Kingである。時計なんて、Air-Kingが1本あれば、何も問題ないだろう。オーバーホール時に、国産のクオーツ時計でも買い足しておけば、本当に他には何も必要ない。時計のために無駄なお金を使うこともない。それほどAir-Kingは完成度が高く、バランスの取れた時計だと思う。
それでは、なぜ、Air-King以外にも時計を持っているのか? という質問があるかもしれない。それは、Air-King、いや、ROLEXは何か物足りないのだ。道具としての時計であれば、ROLEXは極めて高いレベルにあると思う。しかし、時計に道具以上の何かを求めた時、ROLEXでは満たされないからだ。
それを説明するためには、他の時計の紹介が必要なので、ここで今回の話は終わりとする。
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